ショパンの愛したプレイエルピアノ

ショパンほどピアノという楽器を愛した作曲家は他にいないと言われます。



作曲されたほとんどの曲はピアノ曲です。


そのショパンは、180年程前、どんなピアノを弾いていたのでしょう?


ピアニスト仲道郁代さんが、舞台に現代のスタンウェイとショパンの時代に作られたプレイエルピアノを2台並べて 弾き比べをするという、とても画期的なコンサートをされました[E:notes]


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音量こそ現代のピアノほど大きくはありませんが、


音色がとても豊かで、高音、中音、低音を自在に弾き分けられるのには驚きました。


たくさん音が鳴っているときでも、不思議な透明感があるんです。


あらゆるニュアンスが出せ、ピアニストが繊細な表現を醸し出せる、


これがショパンの愛したピアノの音なのだわ・・


と、感慨に耽りながら演奏に聴き入っていました。


ピアノ(特にフルコンサート=一番大きなピアノ)という楽器は、より多くの聴衆に、より大きいホールで鳴る様に改良されて来ました。


ホールの端まで届くために、大きなボディになり、音色も均一化され、


その最高峰にスタンウェイのフルコンが位置するわけですが、


ショパンが今もしも ここに蘇ったとしたら、


迷わずプレイエルピアノを選んで弾くに違いありません。


一度でいいから、プレイエルピアノを弾いてみたい!!


と、このコンサートに来た人は、多分全員思いながら帰途に着いたのでした。


仲道郁代さんも、本当に楽しそうにプレイエルピアノに向かっておられて、


とてもレアで素敵なコンサートでした。



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by liberta-piano | 2013-09-08 22:33 | 芸術鑑賞 | Comments(0)